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「さばをよむ」ってどういうこと?

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年齢をごまかす人って、結構いますよね。身長なんかはだいたい160cmとか体重だったら40キロ台とか。

そんなこと全般を何となく「さばを読む」と言いますが、語源はなんだろ・・・・

目次

語源・由来

「さばを読む」とは、数字をごまかす意味として江戸時代から使われている言葉です。

「読む」の表現は、わたしたちが通常使う「読む」とは異なり、「数える」という意味です。これは万葉の時代からの表現で、今でも沖縄の地方に伝わる民謡などにその名残を見ることができます。

江戸時代、徳川幕府が行った大規模な公共事業や参勤交代のおかげで、江戸は急速な発展を遂げ、江戸の街には、魚を扱う市場も活気を帯たそうです。

当時、日本近海では鯖が豊富に獲れました。天保2年発行の魚鑑(うおかがみ)には、「鯖は四時常にあり、春より秋の末まで盛りなり」とあります。鯖は夏の季語にもなる魚で、一番獲れる季節は夏で、気温の高い夏は、鯖の傷みが気になる季節でもありました。

当時の市場では重さではなくお魚の数で取引がおこなわれていました。毎日大量に水揚げされる鯖を傷まないうちに売り切るためには、1匹1匹数えて売ることはあまりなく、ざっと目分量で取引されることが多かったのです。当然のことながら、売られた鯖の数と買った数とが合わないことがひんぱんに発生し、そこから数が合わないことを」鯖を読む」と言うようになりました。さらに時代を経て、都合のいい数値にごまかすという現在の意味に転じていったのです。

他にも・・・

その他、サバを読むの語源には、小魚を早口で数えることをいう「魚市読み(いさばよみ)」から転じたとする説。

魚のサバの語源には、数の多いことを意味する「さは」から転じたとする説があることから、「サバを読む」も同源とする説がある。

なぜサバは腐りやすい?

サバは、他の魚より消化酵素が多く含まれているからだそうです。

サバが死んだ時、酵素だけは生きているそうです。酵素がタンパク質を分解し始めて腐敗していきます。

酢と塩でしめ鯖(美味しいですね)にすることでタンパク質の分解を抑えることができます。昔の人はすごいですね。

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