突然はじまる謎の反応。なかなか止まらない。意外と苦しい。
私の場合、コップに水を入れて、お腹を中心に前屈状態で、コップの奥側からちびちび水を飲みます。変な体勢なので非常に飲みにくいです。でも必ずしゃっくりは止まります。なぜかはわかりません。
ここでは、しゃっくりの「原因」「止め方」についてお話したいと思います。
なぜ起こる
しゃっくりは医学用語では『吃逆(きつぎゃく)』と呼ばれ、肺の下に位置する横隔膜のけいれんによって起こります。横隔膜のけいれんに連動して声帯の筋肉が収縮し、狭くなった声帯を急激に吐く息が通るために一定間隔で「ヒック」と発音する現象が起きます。
横隔膜のけいれんは、横隔膜周辺の組織が刺激されることが原因ですが、特別な理由がなくても発症し、健康な人でも起こります。よく見られる原因として、アルコール摂取や大量喫煙・早食い・一気飲み・暴飲暴食による急激な胃拡張などが挙げられます。
他にも急に大声や高い声を出したり、大笑いしたりすることも引き金になります。また、精神的ストレス、睡眠薬や抗がん剤などの強い薬の副作用などによっても起こるそうです。
しゃっくりの止め方
いくつかやり方があるのでご紹介します。
呼吸調整
最大限まで息を吸ったら10秒間息を止め、再びゆっくりと限界まで息を吐くことを繰り返します。
水・唾液を飲み込む
首を曲げて下を向き、水を飲む。
耳押し法
左右の耳に人差し指を入れ、耳の奥を少し痛みを感じるぐらいの強さで30秒~1分ほど押してみてください。
ツボ押し法
ツボを押すことで止める方法です。
ツボを押すときは、2~3回、3~5秒間押し続けてみてください。
しゃっくりに効くツボには、以下のようなものがあります。
・巨闕(こけつ) … みぞおちから指2本分下にあるツボ。このツボを親指以外の4本の指で押し込むように刺激します。
・天突(てんとつ) … 左右の鎖骨の間のくぼみにあるツボ。体の奥に向かって優しく押します。
・気舎(きしゃ) … 天突から左右に指2本分の鎖骨の上にあるツボ。
・内関(ないかん) … 手のひらを上にして、手首のシワから肘へ指3本分の所にあるツボ。親指で少し痛みを感じるぐらいの強さで押す。
まとめ
どうでしょう?
いろいろな止め方があるようなので、止まるまでいろんなやり方を試してみては如何でしょうか?